会話ゼロでも大丈夫|自走する子を育てる思春期コミュニケーション【反抗期でも大丈夫】

皆さん、こんにちは!
テラコヤイッキューのわたなべです。
今日のテーマは、思春期の子どもとのコミュニケーション術です。
思春期のお子さんをお持ちのお母さんたち、こんな悩みはありませんか?
子どもに「おかえり」と声をかけても、「うん」しか返ってこない。
「今日どうだった?」と聞いても、「別に」「普通」としか答えてくれない。
「勉強したの?」と聞くと、無視されたり、「うるさい」と言われてしまったりする。
「どうやって子どもとコミュニケーションを取っていったらいいんだろう」「このままで本当に大丈夫なのかな」と、不安を抱えているお母さんもたくさんいると思います。
でも、そんなに心配しなくても大丈夫です。
なぜなら、子どもとの会話が少ないことと、コミュニケーションが取れていないことは、実は全然違うからです。
思春期に会話が減るのは自然なこと

思春期のお子さんとのコミュニケーションが減ってきて、不安を感じているお母さんも多いと思います。
でも、思春期の子どもとの会話が減ってしまったことについて、そこまで不安に感じる必要はありません。
なぜなら、思春期は子どもが自立に向けて成長していく時期だからです。
その成長の過程で、お母さんやお父さんと少し距離を取ったり、会話を減らしたりしていきます。
これは成長の過程として必要なことであり、自然な状態です。
「子どもとの会話が減ってしまった」「子どもが話してくれる機会が少なくなった」ということ自体は、それほど大きな問題ではありません。
ここで一度、思春期のお子さんとの会話が減って不安になっているお母さんたちが持ちやすい、ある思い込みについて考えてみましょう。
それは、「コミュニケーション=会話」だという思い込みです。

確かに、会話はコミュニケーションのひとつです。
でも、会話だけがコミュニケーションではありません。
まずは、「コミュニケーションとは会話をすること」という思い込みから外れてみましょう。
会話以外にもコミュニケーションはたくさんある

では、会話以外のコミュニケーションには、どんなものがあるでしょうか。
たとえば、
・目を合わせること
・同じ空間にいること
・お互いの気配を感じること
・表情を読み取ること
・その場の雰囲気や眼差し
こういったものも、すべてコミュニケーションです。
つまり、会話がないからといって、コミュニケーションがまったく取れていないわけではありません。
むしろ、成長の過程で会話が減っていく思春期のお子さんに対しては、こうした会話以外のコミュニケーションがとても重要になってきます。
お子さんが成長すると、自分の部屋で過ごす時間が増えたり、ご飯を食べる時間が合わなくなったり、お母さんやお父さんよりも友達と一緒にいる時間を優先するようになったりします。
確かに、会話をする機会そのものは減っていくかもしれません。
でも、子どもと一緒に過ごす時間や、顔を合わせる機会は意外とたくさんあるのではないでしょうか。
朝、リビングですれ違うとき。
一緒にご飯を食べるとき。
テレビを見ているとき。
夜、「おやすみ」と声をかけるとき。
言葉のやり取りは少ないかもしれません。
それでも、同じ空間にいる時間があります。顔を見る機会もあります。お互いの気配を感じる機会もあります。
実は、そうした時間こそ大切なコミュニケーションの機会なのです。
会話は少なくても、コミュニケーションの機会を探してみると、日常の中にたくさんあります。
まずは、この視点を持ってみてください。
「何を言うか」以上に伝わっているものがある

ここで、少し心理学的なお話をします。
人がコミュニケーションを取るとき、何から情報を受け取っているかという研究があります。
つまり、言葉の内容以外から受け取っている情報が、とても大きいということです。
お母さんの表情や態度、雰囲気、声のトーンなどは、「何を言うか」以上に子どもに伝わっています。
会話が少なくても、かける言葉が少なくても、お母さんの表情や仕草、気配、雰囲気、眼差しから、子どもにメッセージを伝えることはできます。
たとえば、子どもに「勉強した?」と声をかけるとします。
言葉だけを見れば、ただの質問です。
でも、その言葉の裏に、
「勉強してほしい」
「勉強しないと困る」
「このままじゃこの子はダメだ」
「なんとかこの子を動かしたい」
という気持ちがあったらどうでしょうか。
その気持ちは、表情や仕草、声のトーンに乗って、子どもに伝わっていきます。
すると子どもは、
「またお母さんは自分を勉強させようとしている」
「また監視されている」
「また否定されている」
と感じ取ってしまうかもしれません。
反対に、「勉強した?」という同じ言葉でも、
「別に勉強していなくてもいいんだけど、ちょっと気になって聞いてみただけ」
という軽い気持ちから聞いていたらどうでしょうか。
使っている言葉は同じでも、伝わる雰囲気はまったく違ってきます。
もちろん、「どんな言葉を使うか」「どんな声かけをするか」を学ぶことも大切です。
でも、それ以上に大切なのは、どんな気持ちでその言葉を発しているかなのです。
思春期だからこそ、自分の「マインド」に目を向ける

思春期になると、どうしても会話の機会そのものは少なくなっていきます。
だからこそ、
「何を言おう?」
「どうやって声をかけよう?」
「どんな話をしよう?」
と、会話そのものにフォーカスするのではなく、
「私は今、どんな気持ちでこの子と向き合っているかな?」
「どんなマインドでいるだろう?」
「私は子どもに、どんな気持ちを伝えたいかな?」
というところに目を向けることの方が、ずっと大切です。
なぜなら、お母さんが持っている気持ちやマインドは、言葉ではなくても、態度や空気に必ず表れるからです。
そして、その態度や空気は、会話をしなくても普段の生活の中で子どもに伝わっています。
では、日常の中でどんなマインドで子どもと向き合っていけばいいのでしょうか。
私がいつもお伝えしている、自走式学習の核となる価値観があります。
それが、「信頼・承認・尊重」です。
子どもは成長していく存在だと信じて関わること。
子どものありのままを承認すること。
そして、子どもを一人の人間としてしっかり尊重すること。
この「信頼・承認・尊重」のマインドは、もちろん言葉で伝えることもできます。
でも、言葉にしなくても、態度や空気で十分伝えることができます。
子どもが部屋から出てきたときに、温かい表情で迎えてあげる。
子どもが何かを選択したときに、口出しをせず見守ってあげる。
子どものペースを、そのまま受け止めてあげる。
こうした非言語のコミュニケーションも、すべて「信頼・承認・尊重」を伝えるコミュニケーションです。
思春期だからこそ、非言語のコミュニケーションがとても大切です。
会話は少なくても、お母さんのマインドは必ず子どもに伝わっています。
まとめ
思春期になり、子どもとの会話の機会が減っていくのは、ある意味とても自然なことです。
そのため、会話が減ったからといって、必要以上に不安に思わなくても大丈夫です。
会話がなくても、コミュニケーションそのものがゼロになるわけではありません。
言葉よりも、気配や表情、雰囲気、眼差しなど、言葉以外の部分から子どもに伝えられることはたくさんあります。
そして、そうした会話以外のコミュニケーションを通して子どもに伝わっていくのが、
お母さん自身の心の持ち方、つまりマインドです。
自分は子どものことをどんなふうに見ているでしょうか。
不安な気持ちで見ているでしょうか。
それとも、信頼する気持ちで見ているでしょうか。
そのマインドは、雰囲気として子どもに伝わっていきます。
だから、まず取り組んでほしいのは、自分自身のマインドを「信頼・承認・尊重」に変えていくことです。
何を言うかではなく、どんな気持ちでいるか。
そこに視点を動かすだけでも、親子関係は大きく変わっていきます。
思春期のお子さんとのコミュニケーションに悩んでいるお母さんは、まず自分自身のマインドづくりから始めてみてください。
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