生徒の成長に合わせて「手を離していく」指導を。
こんにちは。
テラコヤイッキューわたなべです。
テラコヤイッキューでは、入会時、生徒・保護者の方と「卒塾」を共通の目標に置いています。
入塾当初は、塾側が主導で行う、学習内容のチェック、計画立て、進捗の確認・指導。
これを、生徒の成長段階に合わせて、少しずつ手を離していくのがテラコヤイッキューの指導です。
今日は、小6の冬に入会したある生徒のお話。
この生徒は毎週の面談から指導をスタートし、中学生になり、初めて定期テストに向けた勉強や、クラブチームと勉強の両立することの難しさを味わってきました。
毎週毎週の面談で、できたこと、できなかったことを確認し、
自分の行動の、どの部分を直せば良いのか?
ときにはお母さんも交えて一緒に考え、改善できるようにミーティングを重ねてきました。
全国的に見て珍しいくらいの難度の課題が毎週のように出されていたり、
所属しているクラブチームの活動が忙しかったりと、
時間のやりくりも難しく、何度もつまずいてきました。
辛くて涙することもありました。
成績も、自分のかけた労力と比例して上がっていかないことも多く、
本当にこのまま続けて成果が出るのか?
きっと不安な日々もあっただろうと思います。
ときには学習記録や振り返りができていないと注意をされながらも、
毎週毎週、地道に行動改善を積み重ねてきました。
そして。。。
前回の面談で感動したこと。
「前回の面談から今日までの期間で、自分で行動してみて、その結果を分析し、自分に合った学習法を見つけられてる!」
ってこと。
こちら、彼の書いてくれた振り返りノートなんですが、
暗記ものはいろいろ試した結果、週3日くらいでやるのがベスト!と、
自分に合った勉強法を見つけられたのがすばらしい!!と思いませんか?
塾の先生から、「こうやるのがいいよ」って言われて、素直に取り組むのも良いこと。
でも、それって本当に自分に合った学び方なの?
自分に合った学び方は、自分で見つけていかないといけない!
それを、「やってみた結果こうだったから、こうしようと決めた!」って自分でPDCAを回せているのがすごい!
他にも、
学校から帰ってきた勢いで英語に取り掛かるとけっこう捗ることがわかったから、継続する。
とか
テラコヤ通信(塾通信)のコラムに書いてあった「20秒ルール」を実践してみて、勉強中の立ち歩きが減った!
とか
自分で自分を良くしようと、どんどん行動していけている、
行動してみるだけじゃなく、振り返りをして、その後どうしていくかまで決めることができている。
学習内容だけじゃなく、
自分の行動においても、大きなサイクルで「けテぶれ」を回せるようになってきた。
この子の成長に感動させられ、うるっときてしまった面談でした。
入会から1年たち、上記のような状態になったこの生徒。
毎週の面談から、隔週の面談に、プランを落としています。
自分で決めたことが自分でこなせるようになってくる。
離れている時間が多くても、何をしているのか私たちからもよく見える。
そして、自分で考えて、行動改善のサイクルを回せるようになってくる。
こういった、生徒の成長に合わせて、私たちは手を離していきます。
毎週の面談から、隔週へ。隔週から、月1へ。
いただく料金も、成長に合わせて、手を離すほど、減らしていく。
大人が手を離しても、子どもたちは自分の力でペダルを漕ぎ、前に進んでいきます。
ときにはコケてしまうこともあるかも。穴に気付かずハマってしまうこともあるかも。
もしかしたら、逆走しちゃうこともあるかも。
でも大丈夫。
その都度立ち止まり、どうしたらいいんだっけ?何のために走ってたんだっけ?どこまで行きたいんだっけ?
立ち止まって自分の頭で考え、問題を解決していく。
もちろん、私たちも一緒に。どうすればいいかな?って考えます。
立ち止まっても、自分で「どうしようかな?」と考え行動改善していく練習を積むことで、
生徒たちはどんどん自走できるようになっていく!
生徒たちにとって、失敗は失敗ではなく、成長のためのミッション。
成績が下がった
うまくモチベーションが保てなくなった
自分のコントロールが難しくなった
なかなか結果が出ない
その都度一喜一憂するのではなく、
じゃぁ、自分はどうしたいんだろ?
どうすれば、良い方向に進めるんだろ?
プラスになる前提で捉えていくことが大事。
一見、行動にあらわれていないように見える生徒でも、気持ちの部分は少しずつ変わっていたり。
どの生徒にも、成長のストーリーがあります。
別の生徒の保護者の方からいただいたメッセージ
こうして、生徒の内面の成長を応援してくださっていること、とっても心強いです!
テラコヤイッキューでは、保護者の方からLINEなどでメッセージ、相談を寄せていただくことが多く、毎日どなたかからご連絡をいただいています。
それだけ、連絡しやすい雰囲気が作れているということだと感じていて、とてもうれしく思っています!
そしてそこから、保護者の方がお子さんを大事に思われていること、お子さんへの愛情、毎日たくさん感じています。
一番大事なお子さんのことだからこそ、悩むし、心配になる。
もしかしたら自分のこと以上に。
もっともっとお母さんたちの不安や悩みが小さくなるように、生徒の成長を伝えていきたい!
そして、生徒が成長できるよう、伴走していきたい!
まだまだ塾として、やれることはある。
もっともっと、自塾の指導、目指すところを具体化し、言語化し、
最低限達成したい段階や、自塾にマッチする生徒像、入会資格やその線引きなど、明確にしたいと思います。
さぁ、2022年度はすぐそこ!
今のプランも少し変更していく予定です。
自走のレベルが低い生徒には、もっと充実したサポートを。
来年度に向けて、私たちも準備を進めていきます!