お母さんの学ぶ姿勢がお子さんのやる気につながる
こんにちは。
テラコヤイッキューのわたなべです。
すごくうれしかった話を。
「お母さんの採点」をしてもらっている話
テラコヤイッキューでは定期的な面談と並行して、3ヶ月に1回のスパンで塾長面談をおこなっています。
そこで毎回確認するのが、生徒一人ひとりの「自走度」
テラコヤイッキューで設定している自走の力=「PDCA+M」のちからを
それぞれ7段階に分け、自分がどのステップにいるのかを自己採点、こちらからの評価とのすり合わせを行い、
自走度の算出と次に目指すステップを明確にしています。
その自走度判定表の中の「PDCA+M」の項目のひとつに、「保護者項目」を作っています。
この6〜7月のタイミングで塾長面談を行う生徒が多いのですが、このタイミングでの自走度診断では、
生徒たちにこの「保護者項目」については、「お母さんを採点してあげてね!」と伝えて採点してもらっているのです。
この自走度判定表の中には入会基準となる段階も設定していて、保護者項目は「4」が基準。
5以上はハイレベルだけど、一緒にオヤココースなどで学んでいきましょうとお伝えしています。
先日、ある生徒と塾長面談をした際、
「お母さん採点」を生徒にお願いすると、
「うーん、今は4と5の間かな?」とひとこと。
4と5の間ってことは、3ヶ月前と比べてちょっと5に近付いてるってことだよね?
どこでそんな風に感じたの??詳しく聞かせて!
お母さんが気をつけていること、行動はお子さんにちゃんと届いてる
勉強のことで全然叱られないし、遅くまで頑張ってるねってほめてくれるからうれしい!
あとは、最近お母さんが絵の練習を頑張ってて、
それを見て「あー、自分も頑張らないとな」って思うようになった!
だから4と5の間かなって。
この話を聞いて、私はとっっっっってもうれしくなったんです!!!
テラコヤイッキューではお母さん向けの、セルフマネジメントコミュニティを作っています。
女子高生向けのセルフマネジメントコース、オトナ女子入門の内容を、お母さん向けにアレンジしたコミュニティです。
日々忙しく、お子さんのことを大事に思っていらっしゃるお母さんたち。
お母さんたちが自分を犠牲にして子どもに愛を注ぐのではなく、
自分自身を大事にし、自分自身に充実を感じてもらいたい。
そうすることが、お子さんとの適切な距離感を保つことにつながり、お母さんたちが持っている大きな愛情をお子さんが受け取りやすい形でまっすぐ伝えられるようになる。
そう思って作ったコミュニティです。
この生徒のお母さんも、保護者コミュニティに参加してくれていて、日々Notionを使ってタスクマネジメント、セルフマネジメントをおこなっていたり、
お子さんへの関わり方など気をつけて生活してくださっています。
「お子さんだけに勉強させる」のではなく、お母さんも、お子さんのために変わっていく。
そんな風に実際に行動されているお母さんの姿を見て、
生徒がこういった前向きな気持ちを持てるようになっている!!!!!!!!
お母さんの心の持ち方、お子さんとの関わり方、お母さん自身の学ぶ姿勢が、お子さんに届いていることが実感できて、
めっちゃくちゃうれしかったです。
関係作りをじっくり取り組めば、お子さんの心はやわらかくなる
わたしがうれしったことは2つ。
お母さんが日々、お子さんへの接し方を気をつけてくださっていることで、お子さんの中で、【お母さんから「何か」を受け取る準備】ができている
ということがひとつ。
これは、長い時間をかけないとできないこと。
入会してくださって1年以上かけて、お子さんへの声掛け、関わり方に気をつけてくださっているからこそ、お子さんが、お母さんからの発信を受け取る準備が出来ているんだ、と感じます。
近くで見ていると気になること、言いたいこと、たくさん出てくると思いますが、継続して気をつけてくださっているんだと感じ、ほんとに頭が下がる思いです!
そして2つ目は、
お母さんコミュニティを活用してくださりながら、「お母さん自身の学び・変化」に取り組んでくださっていて、それがお子さんに伝わっている!
ということ!
めっちゃくちゃうれしいです(2回目)
「やってみよう!」と決断して、実行、継続してくれたお母さん。
そしてそれを受け取ることができている生徒。
ふたりとも、ほんとにステキで、
まだまだこの生徒は成長していくに違いない!!!と、この先がとっても楽しみになりました。
そう言えばこの生徒は、入会時から継続してみんがく(オンライン自習室)で自学に取り組んでくれていたり、音読課題にも継続して取り組んでくれていたり、「継続する力」がすごい生徒。
きっとそのあたりも、お母さんの後ろ姿を見ながら成長していっているのかな、と、ふと思いました。
すぐに成果がでないと焦ったり、このままでいいのかな、と思うこともあるかもしれません。
もっと手っ取り早い方法があるのではないかと、良い手法を探すばかりになってしまうこともあるかもしれません。
でも、お子さんとの関係づくりに近道はなく、継続にのみ正解があると強く感じます。
そして、他者との関係づくり(お子さんだけでなく)を円滑に行うためには、他者の前に自分を充実させることが必要不可欠。
これは私の持っている仮説ですが、またひとつこの仮説が真実に近付いたような気がします。
うまくいかないときも、
イライラしてしまう日も、
この先続く長い人生からすると「誤差」の範囲。
つまずいてもまた立ち上がって、あきらめずにじっくりと。
お子さんとの関係をつくっていきましょう。
ひとりでがんばり続けるのはしんどいし、途中で挫折してしまうかもしれません。
だから、保護者コミュニティで、みんなで一緒に取り組みましょう。
定期的にお母さん同士で集まって、話をするだけで、全然違ってきます。
お母さんも、お子さんも、一緒に変われる。
一緒に変わるから、この先ずっと、良い関係を継続できる。
そう信じています。