『自分のために勉強する』子に育てるために。オトナにできること。|なぜテラコヤイッキューの生徒が自走していくのか
こんにちは。
テラコヤイッキューのわたなべです。
受験シーズン真っ只中。
うちの生徒たちも、今年は受験生は少ないですが日々、目標に向けて努力する姿を見せてくれています。
先日、中学受験を控えた小学6年生との面談がありました。
2週間に1度の面談を行っている生徒です。
次の面談が、受験前最後の面談。
『次が受験前最後の面談だね。予定だと受験1週前の実施になるよ。もし、直前の方がモチベが上がるとか、希望があったら聞くよ』
と、生徒に聞いてみました。
その子にとってベストのタイミングで会いたいなぁと思ったので。
すると、その子がこんな風に返してくれたんです。
『直前に先生とZoomをつなぎたい気持ちもあるけど、1週間前にします。
そのほうが、自分の悪いところの振り返りができて、
ラスト1週間で試験までに直していけると思うので。』
って。
これを聞いて、なんだか感動してしまって。
小6の生徒。
こんな風に、自分にとって【面談】や【振り返り】にどんな価値があるのかや、それの目的を
自然に考えることができていて…
そして自分にとってベストなタイミングはいつか、
自分のために、自分で考えて決める。
これを自然にできているのが、本当にすごいと思ったんです。
その子にとって、
面談も振り返りも、勉強も、
『よくわかんないけど、やらされてるもの』
ではなく
『自分の目標達成のために、必要なもの』
として認識されているんですよね。
みなさんは、みなさんのお子さんはどうでしょうか?
よくある質問|子どもに振り返りや学習計画を作らせているけど、続かないし意味のあるものになっていない
ありがたいことにテラコヤイッキューは今も、多くの問い合わせをいただいています。
問い合わせてくださるお母さんお父さんのお悩み、質問で多いのが、これです。
子どもに振り返りや学習計画を作らせているけど、
続かないし、意味のあるものになっていない。
本当に、多いです。
最近、インスタグラムやYouTubeラジオなど、私の発信を見てお問い合わせをくださる方が多いのですが
『振り返りが大事ですよ』
『やらされ勉強ではなく、自分で考えて勉強しなくてはいけませんよ』などの発信を見てくださり、
ご家庭で実践してみた、という方も多くいらっしゃいます。
でも、なかなかうまくいかないみたいなんです。
一方で、テラコヤイッキューの生徒はほとんどが、振り返りを行いながら、
自分のために自分のための勉強を行っています。
【入会できて、続けられている生徒は】というくくりにはなってしまいますが、
ほとんどの生徒が親御さん、または私たち講師から『強制されて』何かをしている、という状態にはありません。
(ルールはありますし、ルールを守りましょうという部分が目標になる生徒も数名はいます。
が、ほとんどの生徒が自発的に行動しています)
この違いはどこにあるのでしょうか?
振り返りや勉強の『目的意識』以前に重要な【子どもの状態】
振り返りをするように言ってもやらないんです
学習計画を立てるように言ってもやらないんです
勉強も、側で監視していないとやらないんです
こんな悩みを持っているお母さんお父さんにお伺いします。
質問①
それって、お子さんはちゃんと目的を考えられているんでしょうか?なぜそれをやるのか、腹落ちしているのでしょうか?
質問②
そしてそれ以前に、お子さんはお母さんお父さん、周りの大人の言うことを素直に聞ける状態にあるのでしょうか?
大前提として、いつもお伝えしていることですが
人間、本当の意味でやる意味がわかっていないことを自発的に行うことはできません。
ですので、振り返りや学習計画、学習記録、そもそもなぜ勉強するのか。
『目的』を一緒に考え、お子さんにとって意味のあるものにしていく必要があります。
これはいつもお伝えしていることです。
今日はお子さんの「目的意識」ではなく、
それよりももっと大事な、お子さんの『状態』について確認してみてください。
お子さんはお母さんお父さんから言われることを素直に受け止めることができる状態にありますか?
いや、うちの子は親の言うことを素直に聞かないよな…
振り返りをする目的を伝えても、伝わっていない気がするな…
そんな状態、言われたことを素直に受け止められない状態だと、
何を話してものれんに腕押し…
『目的を一緒に考えよう!』なんて言っても、ムダですよね。
効果も感じられないし、行動も意識も変わることはありません。
お母さんお父さんから言われることを素直に受け止められない状態になってしまっているのは何故なのか。
考えてみたことはありますか?
お子さんの状態を整えるのに大切なことが、『子どもを信頼し、承認し、尊重する』関わりです。
オトナの関わりかた|なぜテラコヤイッキューの生徒は目的意識を持って振り返りや学習計画作りができるのか
なぜ、テラコヤイッキューの生徒は目的意識をもって振り返りや学習計画作り、
勉強をすることができるのか。
それを考えるとき、私たち生徒指導にあたるスタッフの関わり方や姿勢がヒントになります。
『子どもを信頼し、承認し、尊重する』ということです。
その1|信じる
私をはじめ、テラコヤイッキューの生徒指導スタッフ全員が、
生徒たちを信頼し、承認し、尊重する関わりを徹底しています。
入会の面談でお約束いただいていることのひとつに『ウソなし』というものがあります。
私たちは、生徒からの発信をすべて『ウソなし』で受け止めますよ。
だからあなたも『ウソなし』で発信してくださいね。
という約束です。
生徒からあがってくる報告、面談で話をしてくれること
すべて、『ウソはない』という前提で指導させてもらっています。
生徒のことをスタッフ全員が100%信じているんです。
もしかしたらね、ウソを言っていることもあるかもしれません。
ちょっと盛って報告してることもあるかもしれません。
こっそりお伝えすると、「あれれ」と思うことも、ときにはあります笑
行動ベースで、もしかしたらウソをついてるかもしれないけど、
でも、この子はきっと、まだまだ成長する。
万が一ウソをついていたとしても、必ず自分で気付いて直すことができる。
この子は、絶対に、大丈夫。自走できる。
全員を信じています。全員の可能性を信じています。全員を信頼しています。
その2|承認する
そして、生徒を100%承認します。
その週、成長したところ、生徒から出てきたプラスの振り返り。
すべて、承認します。
以前と比べてできるようになっていること、生徒自身も気づかないような、小さな変化。
全部見つけて、フィードバックします。
イマイチだった、と本人が言ってくれたこと、
反省点として、改善点として出てきたこと、
これらも全部、否定せず、承認します。
うん、そうか。そこが改善ポイントだと思ったんやね。
サボっちゃいました。
こんな振り返りでも、否定したり、叱ったり、呆れたりしない。
そっかそっか、サボっちゃったか。
ほんなら今週どうするかね?ほんとのところキミは、どうしたいのかな?
サボっちゃう生徒も、ぜーんぶ、受け止めます。
その3|尊重する
そして、尊重。
私たちは、生徒から出てきた意見、生徒の選択を100%尊重します。
やる、やらないは、あなたが決めて良いんだよ。
自分が「これが効果がある」と思った勉強法を、やってみていいんだよ。
あなたが選ぶ志望校を、100%応援するよ。
『こうしなさい』
『それは失敗しそうだからやめたほうがいいよ』
『これくらいやらないと、間に合わないよ』
私たちが生徒の選択に意見し、考えを改めさせることはありません。(提案はするけど)
『あなたが、決めるんだよ』
生徒の選択を尊重します。
信頼と承認と尊重で作られる『承認欲求』までの土台
こういった関わりで、生徒がどのように変化していくか。
この先生は、私のことを信じてくれる。
この先生は、私のことを認めてくれる。
この先生には、できたことも、できないことも、何を言っても大丈夫だ。
この先生の前では、自分を偽らなくていい。
生徒たちはこんな風に感じるようになります。
ここまではっきり言語化はできていないと思いますが、言語化できない心理の深い部分で、こう感じるようになります。
自分のことを承認してくれる。
自分のことを信頼してくれる。
自分のことを尊重してくれる。
だから、『やる』につながるんです。
この状態は、子どもの、承認欲求や社会的欲求、安全の欲求が、全て満たされている状態だと思いませんか?
頭ごなしに怒られない。この先生は、安全だ。安心できる。
自分にちゃんと、選ばせてくれる。
できない自分でも、受け入れてくれる。
安全の欲求も
社会的欲求(所属と愛の欲求)も、
承認欲求も。
すべてを満たしていく。
だから、『やれる』。
お母さんお父さんは、どうですか?
お子さんに『やってほしいこと』はたくさんあると思いますが、
お子さんを信頼し、承認し、尊重することができているでしょうか?
承認欲求までの土台を、満たしてあげられていますか?
自立から自走へ|承認欲求までの欲求を満たすことで自立が達成される
私、最近思うんです。
承認欲求を固めるところまでは『自立』のサポートなのかもな。なんて。
じゃぁ、自己実現欲求って何なの?
…
それが『自走』じゃないでしょうか。
子どもたちを信じて、愛して、尊重して、承認していく。
そんな関わりをしていくことで、子どもが『自立』する。
自分は愛されてる、だけじゃなく
信じてもらえてる。
尊重されてる。
認められている。
そんなことを子どもが感じることで、
自分は自分で良い。
できても、できなくても、それが自分。自分もきっとできるようになる。
自分のことを自分で決めていい。自分で決められる。
こんな風に思えるようになり、
子どもたちは『自分で立つ』ことができるようになる。
そして、
自分でもうちょっと、がんばってみようかな。
自分に必要な気がするから、先生の言う通りにちゃんとやってみよう。
「自分のために」動き始める。
自己実現欲求の開花。
これが、自走。
子どもと関わる大人=子どもにとっての環境。まずは環境を変えるところがスタート
人は環境の産物。
子どもにとって一番の『環境』は親であり、家族です。子どもに周りの大人が与える影響は果てしなく大きい。
振り返りをするように言ってもやらないんです
学習計画を立てるように言ってもやらないんです
勉強も、側で監視していないとやらないんです
こんな風に感じられるのであれば、それはこれまでの環境が子どもをそうさせてしまっているんですよね。
だから、『今のできていないこと』
勉強させる、振り返りをさせる、計画を立てさせる、意味を考えさせる、
ここにフォーカスしてアプローチするのではなくて
その前段階として必要な子どもの状態を整えるアプローチをしていくべきではないでしょうか。
子どもを信じて、
承認して、
尊重する。
100%そうする関わり方、
100%そうしようというマインド
そういったものが子どもたちにも、お母さんお父さんにも必要なのではないかな?と思います。
テラコヤイッキューは、とっても変わった塾です。
子どもに勉強を強制させることはないし
サボっちゃった、って言う子どもも、そのまま受け止めます。
100%承認
100%信頼
100%尊重
うちで成果が出る生徒は、お母さんお父さんも、承認、信頼、尊重の関わりをしてくださっている。
先生、子どもに過度に期待せずに、今の子どもをそのまま認めていきます。
先生、子どもの決めた志望校を、選択を、尊重します。
先生、子どもを信じて、見守ります。
そんな風に言ってくださるお母さんがお父さんが増えました。
あなたは、どうでしょうか?
勉強を強制して、成績を上げるのはかんたんです。
てっとり早くそれを望むなら、手とり足取り、なんでもかんでも指示してくれて、脳死で従っていれば良い、そんな環境に身を置けば、大人も子どもも楽です。
でも、それだけじゃダメだって
それだけじゃ意味ないって
それだけじゃこの先心配だって
思っているんですよね。
だから、こんなに長いブログを
こんなに一生懸命読んでくださっている。
じゃぁ、大人から、変わっていきませんか?
子どもたちが、自分の足で立てるように
全承認、全信頼、全尊重をしてくれる大人で、
周りをいっぱいにしてあげませんか?
そんな決意をしてくださったお母さんお父さんは、ぜひ、お子さんを私たちに預けてください。
ご家庭でも、テラコヤイッキューでも、
信じてくれる
承認してくれる
尊重してくれる
そんな環境にお子さんがいれたら
今の状態が変わっていくような気がしませんか?
お母さんもお父さんも巻き込んで、お子さんと一緒に変わっていける。
テラコヤイッキューはそんな塾です。
新年度生、本当に少しですが、応募をスタートしました。
今年も、たくさんの生徒の自走していく姿を見たいです。
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