お子さんへの声かけの仕方を、一人で悩まずみんなで考える
こんにちは。
テラコヤイッキュー渡邉です。
今日は、オヤココース(保護者の方向けの講座)の話を。
テラコヤイッキューを運営していて、保護者の方からけっこう多くいただくのが
「こんなとき子どもに対してどんな声掛けをすれば良いのか?」という質問。
いろんな場面があると思います。
お子さんが勉強せずにゲームばかりしているとき、目標を達成できずに落ち込んでしまったとき、学校に行きたくないと言い出したとき…
そんなときに、お子さんに対してどのように声をかけたら良いのかで迷われたり、悩んでいらっしゃるお母さんお父さんは多くいらっしゃるのだな、と最近あらためて感じています。
私たちも対話メインの指導をおこなっているので、
「こういうときにはどう声をかけてあげたら良いんだろう?」
と迷う場面や、悩む場面に出会うことも多いです。
そんなとき、一番有効なのが【仲間との共有】ではないでしょうか。
困ったことを共有し、「あなたならどうする?」をたくさん集める
6月4日に、オヤココースの実践セミナーを行いました。
オヤココースでは、保護者の方向けコーチングスクールの「カケハシ」で学んだことを、メンバーの皆さんでアウトプット、練習を行う実践セミナーを定期的におこなっています。
今回の実践セミナーでは、メンバーの皆さんにひとりひとり【お子さんに対して「なんで?!」と言ってしまった経験】を共有していただき、
どのような声掛けが適切だったか?を全員でディスカッションしていきました。
お母さんお父さんがお子さんに対して、「なんで〜〜なの?!(なんで〜〜しないの?!)」と言ってしまった。
その言葉の裏には、きっとお母さんお父さん自身が望んでいたこと、こうなってほしいと思っていたことがあったはず。
でも、「なんで〜〜!?」の伝え方だと、本当に伝えたいことが伝わらずに
お子さんの心のシャッターが閉まってしまう。
心のシャッターをしめる経験が多くなればなるほど、お子さんとお母さんお父さんとの心の距離は開いていってしまいます。
実践セミナーではお母さんお父さんが本当に伝えたいことが何だったのか?を明確にしたうえで、
じゃぁどう声掛けしていけばよかっただろう?
私だったらこう声をかける
こういう声かけだったらどうかな?
などなど、それぞれに意見を出し合ってもらいました。
コミュニケーションの悩みはコミュニケーションの中に答えがある
お母さんお父さんが、お子さんに対してどう声掛けをしていいのかわからない、という悩み。
これは、コミュニケーションの悩み。
コミュニケーションの悩みは、コミュニケーションの中に答えがあり、他者とのコミュニケーションからこそ、気付きが得られるのではないでしょうか。
自分ひとりだと視点もひとつだけ。
そこから見えるものには限りがあります。
これを、他者とのコミュニケーションの中で、悩みを共有して一緒に考えることで視点が増え、
「なるほど!そんな観点からの声掛けもありだなぁ!」
「あー、すごくユーモアに溢れてて、子どもも素直に受け止めてくれそうだな!」
「たしかにそう言われると、子どもも自分で考えるきっかけになるよなー!」
などなど、
自分ひとりでは思い付かないような、様々な答えに出会えるんです。
私自身、困ったときは「●●さんだったらどうしますか?」と知り合いの塾人に聞いてみたり、スタッフ同士でディスカッションをしたり、自分の視点とは違う視点からの意見を拾いにいきます。
なぜだかわからないけど、
みんなで考えて意見を出し合っていると、
気持ちが晴れて笑顔になれるんですよね…!
今回の実践セミナーでも、メンバーでワイワイ楽しみながら学びを深めることができました。
ひとりだと「悩み」のまま変わらないことも、
共通の目的をもった「仲間」と共有することで解決につながるかもしれない道具をたくさん手に入れられる。
その道具を日常の中で使ってみて、振り返りを重ね、自分のコミュニケーションをブラッシュアップしていく。
オヤココースに参加してくださっている方はみんな、「お子さんが成長するための親子コミュニケーションができるようになりたい」という共通の目的があるから、困ったことの共有で終わらずに「じゃぁどうする?」までを一緒に考えていけているのかなぁと感じます。
お子さんへの声掛けや、関わり方で悩んだり、迷っていらっしゃる方はぜひ、
オヤココースで一緒に学んでいただきたいです!
極端な話、こういったコミュニケーションの仕方については本もたくさん出ているし、ネットで検索すればそれらしい記事がたくさんヒットします。
一人で座学で学ぶことももちろんできます。
でも、こういったコミュニティ内での学びや共有で、同じ目的を持った仲間同士で学ぶからこそ、より現状に即した、現場で使いやすい実戦的な学びになるのではないかと思っています。
私もみなさんの発表を聞くたびに、なるほどねー!たしかに!めちゃおもしろい!!とうなる場面ばかりです!
オヤココース第1期はまだまだ始まったばかり。
これから皆さんで一緒に成長していくのがとっても楽しみです!