Notionリーダー制度を作ってみた!ー2:8の法則を覆せ!ー
こんにちは。
テラコヤイッキューわたなべです。
女子高生向けのセルフマネジメントコース「オトナ女子入門」
1期生が入門して5ヶ月。
今、めっちゃくちゃ良い状態で動いています。
まだまだ新しい講座。
私たち運営スタッフも、「これやってみよう!」「こうやったらもっと良くなりそう!」と思ったものは
どんどん取り入れています。
最近取り入れてみた制度が
Notionリーダー制度
この制度は
メンバーのひとりが週交代でリーダーの役割を担う
リーダーになったメンバーは毎日のタスク共有の際、みんなに向けてメッセージを送信する
という、たったこれだけのことなんですが、
今のところ、すごくハマっていて😆
リーダーを務めたメンバーに感想を聞いても、すごくポジティブな感想が返ってきて、とってもうれしいです。
この制度がどのようにハマっているかを紹介しますね。
タスク共有グループの活性化
まずひとつめは、タスク共有をしているLINEグループの活性化。
そもそもNotionリーダー制度は、生徒たちに毎日共有してもらっているLINEグループが
日々タスクを送り合うだけになっていてあまり盛り上がらない。。
もうちょっと、盛り上げたいよね!
このLINEグループが活性化されると、タスク送りができない子もできるようになりそうだよね!
という目的から始めたものです。
目論見通り、ひとりのリーダーが全体に向けて発信をしてくれることで、LINEグループに「空気感」ができ、人の温かみが生まれました。
タスク報告を送れない生徒も少し減り、LINEグループ自体の活性化につながりました。
リーダーに抜擢された生徒のがんばり
ふたつめは、リーダーに抜擢された生徒のがんばり。
オトナ女子入門はとっても価値のある、これまで自分が思いついた施策の中で一二を争うほどの良い施策だと思っているのですが、オトナ女子入門に入門している生徒たち全員が、毎日しっかりタスクに沿って生活できている、わけではありません。
「入門」なので、未熟な生徒もたくさんいます。
タスクは作っているけど、報告ができていない。
タスクも作っていないし、報告もしていない。
こんな子もいるんですね。
こういった組織や集団(オトナ女子入門も、塾という集団もそうだし、学校のクラス、学年、学校全体、すべての組織集団)においては、パレートの法則とか、働きアリの法則が絶対に当てはまると思っています。
パレートの法則とは?
パレートの法則とは、いわゆる「2:8の法則」とか言われているもの。
働きアリの法則は、「2:6:2の法則」と言われているものですね。
全体の上位2割が、その組織の結果を8割出している とか、
働きアリの中で優秀な働きをするのは2割、普通の働きをするアリが6割、何もしないアリが2割 とか、
そういった経験則です。
これって、どんな組織においても絶対当てはまると思っていて、
これまで様々な塾と関わってきましたが、どんな塾にいても、生徒たち全員がゴリゴリめちゃくちゃ勉強する、完璧な生徒ばかり!っていう塾ってなかったです。
どんなに良い指導をしても、モチベの上がりきらない子や継続できない子、宿題がどうしてもできない子などは出てきます。
仕事でもそうです。
全員がプロフェッショナルな現場って、私は経験したことがない。
2−8の法則、2−6−2の法則に、どうしても当てはまっているんですよね。
自分はどんな組織にもぜーーーったいにコレが当てはまると思っているので、
自分自身が組織において上位2割にいれるように、意識して行動したりしています。人より動く、人がやらないことをやる、とか。
で、オトナ女子入門にもきっとこの法則は当てはまっていて。
すっごい活用する子もいるけど、
なかなか活用できてないんじゃない?っていう子もいる。
この、どうしても当てはまっちゃう法則を、なんとか覆せないかな?という目的も、このリーダー制度にはあるんです。
どういうことか?
この、パレートの法則、集団を運営する人が集団をごちゃっとかき混ぜちゃえば、
法則がくずれて下位に位置してる子が引き上がるきっかけになるんじゃないか?ってこと。
そう。
自然と座ってしまった自分の位置から、
「あなたは今週リーダーだから、こっちに座ってね」って、上位側の椅子に座らせてあげる。動かしてあげる。
そうすることで、その子は上位2割の経験をすることができ、
自然と行動もそちらに引き上がるのでは?
というものです。
役割を与える、座る位置を強制的に変えることで得られるもの
リーダー制度を導入することで、リーダーに任命された生徒の意識が、まず変わりました。
「自分が、みんなのお手本になる!」
「自分が、みんなの気持ちがあがるような発信をする!」
「自分が、まず行動する!」
誰かの後ろをついていったり、見えないように隠れたりするのではなく、
「まず自分が」の意識でコミュニティに関わる。
「まず自分が」の意識で関わることで、オトナ女子入門での学びやルーティンを、自分ごとに落とし込むレベルがあがるんですよね。
これまで、他の生徒がやっているルーティンと自分を、距離をおいて見てしまっていた生徒が
リーダーに任命されたことで、自分ごとにして取り組むことができるようになったんです。
コミュニティ内でタスク共有がしっかりできると、タスク消化率も上がる。
これは長く実践してきた中で立証できていることです。
リーダー自身のタスク消化率があがり、
リーダー自身の「やればできる」感もあがる。「来週はリーダーじゃないけど、この習慣を続けたい」と思えるようになる。
2−8の法則をリセットできた!
と、第2の目的もバッチリ果たすことができました。
リーダーから、次のリーダーへ引き継がれるもの
リーダーの選定方法は、
実は…
前の週のリーダーからの指名制です。
毎回の女子会が終わったあと、
前リーダーから次のリーダーへ、引き継ぎの時間をとっています。
リーダーを任されて、自分自身が気をつけたことや、感想、リーダーの心得など。「こういうことを伝えてね」とは言っておらず、ほぼほぼ生徒の自由意志にまかせているのですが、
そこで、リーダー経験者がみんな口にすることがあります。
それは
「任命されたとき、『自分で大丈夫かな』とも思ったけど、同時に『ワクワクする気持ち』もあった」
「みんなに向けて前向きなメッセージを送ると、自分自身が楽しくリーダーを務めることができた」
ということ。
これを聞いて、次のリーダーも「うまくできるかわからないけど、楽しくやってみます!」となる。
ポジティブな気持ちの引き継ぎができているなぁと感じます。
そして、前リーダーからの引き継ぎを聞いていて、気がついたことがあります。
それは
どんな子でもみんな、今とは違う席に座り、違う景色を見たい という潜在的な欲求を持っているということ。
自分で席を立ち、別の椅子に座ることが難しいだけで、みんなこういった欲求があるんだ、と感じました。
だから、私たちから「席替えの機会」を渡してあげるのは効果的なんだなと。
そして席替えの先で、新しい景色を見る。新しい自分を知る。新しい感情と出会う。
これが生徒たちの成長に必要なんだなと感じました。
オトナ女子入門、これまでの塾での講座、指導とは全く新しいことを行っているので、私も新しい学びや気付きがたくさんあり、本当に楽しいです!
次の生徒募集は冬頃にしようかな?と考えていますが、次も定員を設ける予定です。
「入門したい!」という生徒はぜひ、予約をしてください😆
公式LINEで「オトナ女子入門予約希望」とメッセージを送ってくださいね。