子どものやる気に必要な親の関わり

こんにちは。
テラコヤイッキューのわたなべです。

目次

やる気に対する間違ったアプローチ

皆さんは目の前のお子さんに対して

『どうにかやる気を出して勉強してほしい!』

『どんな声掛けをしたらやる気を出してくれるんだろう?』

と考えたり、頭を悩ませることがあるのではないでしょうか。

【やる気に対して直接アプローチする】

実は、そのアプローチ、間違っているんです

子どものやる気に必要な親の関わりとは?!

子どものやる気の仕組みを理解しよう

『マズローの欲求5段階説』を使って、人間のやる気の仕組みについて考えてみましょう!

人間の欲求は

  • 生理的欲求
  • 安全の欲求
  • 所属と愛の欲求
  • 承認欲求
  • 自己実現欲求

の5段階に分けられると、マズローさんは言っています。

そして、これらの欲求は最初から全てが発現しているのではなく、
一番下の『生理的欲求』からひとつずつ発現し、

ひとつ下位の欲求が満たされると、次の階層の欲求が発現するとされています。

子どもたちの
『〜〜高校に行きたい!』
『こうなるために、勉強頑張りたい!』
といった

『やる気』。これも、欲求のひとつですよね。

では、このやる気は5つの欲求の中で、どの階層に当てはまるでしょうか…?

やる気の欲求は『自己実現欲求』

そうです。

やる気の欲求は『自己実現欲求』ですね。

この自己実現欲求が芽生えていない
ということは・・・・

承認欲求・所属と愛の欲求・安全の欲求 といった、下位欲求のどこかが満たされていないということなんです。

逆に言うと、

承認欲求までの下位欲求が満たされれば、
自然と子どもの『やる気』は発現する
ということです。

子どもにやる気を出してほしいと思ったら、

「どんな声掛けしたらやる気になるんだろう?」

「どんなご褒美があったら頑張れるんだろう?」など、

やる気に対してどうするか?というアプローチではなく

『承認欲求』(などの下位欲求)に対するアプローチが一番有効なんです。

自己実現欲求よりも下の欲求が満たされているか?

下位欲求が満たされているか振り返ろう

安全の欲求

日本に住んでいる限り、住む家がないとか、いつ銃撃されるかわからないなど
身の安全が脅かされるようなことってないですよね。

そのため、『安全の欲求』は誰でも満たされているように思ってしまいます。

確かに、『身の安全』という点では、大多数の人が満たされています。

では、

『心の安全』はどうでしょうか?

お子さんにとって、家庭は、お母さんの隣は、お父さんの隣は

安心できる場所・安全な場所

になっているでしょうか?

お子さんを叱るときに、いつも怒鳴ってしまっている方、
お子さんを問い詰めるような言い方をしてしまう方は

この『安全の欲求』を満たしてあげられない関わりになってしまっています。

そんな状態では『やる気の欲求(自己実現欲求)』は発現しません。

叱り方も、必要なことを伝えるのであれば
大声で怒鳴ったり、敢えて怖がらせるような言い方をする必要はないですよね。

所属と愛の欲求

所属と愛の欲求とは、「誰かと繋がっていたい」という欲求です。

愛し、愛されたい欲求ですね。

所属と愛の欲求が満たされていない状態とは、孤独・疎外感を感じるような状態。

簡単に言えば

『さみしい』という感情を抱いている状態です。

今のお子さんの状態はどうでしょうか?

寂しさを感じてはいないでしょうか。

皆さんが寂しさを感じるときは、どんなときですか?

ひとりぼっちでいるとき。もちろんそうですね。

他にも、

誰かに話を聞いてほしかったけど、聞いてもらえなかった

困っているときに、誰も助けてくれない

こういった場合にも、「寂しさ」を感じることがありそうです。

『自分は誰かに大切にされている、愛されている』

こういった感覚を持たせる必要があります。

愛情を伝えてあげられているか振り返ってみましょう

これを読んでいるお母さんたちは『お子さんへの愛情』はたくさんお持ちのはずです。

であれば、それをしっかりとお子さんに伝えていくことも、重視してみられると良いですね。

承認欲求

自己実現欲求のひとつ下の承認欲求をいかに満たしてあげるかは、お子さんのやる気に一番重要といっても過言ではありません。

承認とは、

すごくいいじゃん!

と、お子さんを『評価』することではありません。

そして

〜〜してもいいよ、しなくてもいいよ

と、『許可』を与えることでもありません。

承認とは

今目の前にいる子どものありのままを認めてあげることです。

ありのままを認める『承認』

できているところはもちろん、

できないことも
失敗してしまったことも
今学ぼうとしていることも

すべてを

否定したり評価せずに

『今のあなたは、こう考えているんだね』

『今のあなたは、こうなんだね』

と認めてあげる。そして、それを伝えてあげる。

これが『承認』です。

承認が伝わると子どもたちは

お母さんは自分が頑張れないときも、否定せずに応援してくれるんだ

自分が頑張ろうとしているところも認めてくれるんだ

カッコつけたり、できるふりや頑張るフリをしなくていいんだ

こんな風に感じるようになります。

『今の自分を認めてくれる人がいる』

この感覚が

『できないところがあっても、これが自分なんだ』

と、等身大の自分自身を認める感覚につながり

『もう少し、自分のために頑張ってみよう』

という欲求につながります。

理想の子どもではなく、今の子どもを見る

お子さんのことが大事だからこそ、

『もっとできるのにもったいないなぁ』

『ここが良くなればいいのになぁ』

『こうなってくれたら良いなぁ』

と、

理想の子どもを見ているお母さんは多いですよね。

今の子どもに、理想の子どもになることを求めている。

でも、理想のお子さんばかり見ていると、今のお子さんをそのまま認めてあげることはできません。

「このひとは今の自分じゃなくて、このひとにとっての理想の子を見てるんだなぁ」

と、子どもは敏感に感じ取ります。

そして、それはそのまま「今の自分はこのひとにとって理想の子どもじゃないんだ」という感情につながります。

これは、承認欲求が満たされているとは言えない状態ですよね。

理想の子どもは一旦脇に置いておいて、

『今』『目の前』にいるお子さんのありのままを見てあげてください。

子どものやる気につながる関わりは、そこがスタートラインです。

お子さんに自走の力を身に付けてもらいたい!と思ったら、

子どもの前に、まずお母さんお父さんの
マインド(考え方)や関わり方を変えていく必要があります。

テラコヤイッキューで、『親向け自走式学習』を学んでいってくださいね!

\Instagramでは毎週ライブセミナーを行っています/
□ インスタグラム:   / terakoya1.9  

\公式LINEお友だち追加でプレゼントがもらえます/
□公式LINE:https://lin.ee/v3WZP0r
↑↑お問い合わせも公式LINEから!↑↑

テラコヤイッキューは完全オンラインの学習塾です。
子ども向けの指導はもちろん 『子どもを自走させられる親の関わり方』を学んでいただく
親御さん向けの講座
も開催しています。
●子どもが自分で勉強するようになった!
●「勉強しなさい」と言わなくなって自分が楽になった!
●親子関係が驚くほど穏やかになった! たくさんのうれしい声を聞かせていただいています。

子ども向けのコースは空き待ちの枠が多くなっていますが、
保護者向けコースはすぐ始めていただけます。
初年度から年間30名以上が受講する、大人気の講座です!

子どものために変わりたい!と思われた方は、
ぜひ無料の個別相談にいらしてくださいね✨

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

自分と向き合い、承認しコントロールする!学習EQを高める #自走式学習 でやらされ勉強から自主的な学びへ。 自走の力は生きる力。生徒の成長に合わせて手を放していく指導を。 【子どもから手を放し、自走へ導く】保護者の方向け講座は子どものコース以上の参加者で大好評★
好きなものはお寿司とビール

目次