子どものテストが返ってきたら『やる気を下げない』声掛けを!
こんにちは
テラコヤイッキューの渡邉です。
3学期制の学校は
そろそろ中間テストですね。
お子さんはテストに向けて頑張って勉強しているでしょうか?
今日は
お子さんのテストが返却されたときの
お母さんの反応について、お話したいと思います。
テストのたびに、子どものやる気を奪っていませんか?
みなさん、テストのたびに、お子さんのやる気を奪っていませんか?
こう聞いて、「ドキっ」とした方も
もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
テストが終わったあと、
返却されたテストを持って返ったお子さんに対して
どんな言葉をかけているでしょうか?
少し、考えてみてください。
・・・
・・・
いかがでしょうか?
Instagramで少しアンケートをとってみると
こんな答えが返ってきました。
この間違い、もったいないなぁ
なんでちゃんと問題読めへんかったん?
だから計画的にやりなさいってこの前言ったじゃん!
(よかったとき)すごいじゃん!
(悪かったとき)無言
皆さんはどうですか?
もし、こんな風に伝えることが多いなぁっていう言葉があったら
コメントで教えてくださいね。
テスト後の一言、とっても大事です。
子どものやる気を奪ってしまう声掛けになっているお母さんも
たくさんいるのではないかな?って思ってます。
では、どのような声掛けが「やる気を奪う」ものになるのでしょうか?
結果の悪いときこそ、信頼・承認・尊重を!
お子さんの持って返った結果や、
それまでの勉強に向かう姿勢など
気になることや言いたいことはたくさんあると思います。
でも!
お母さんお父さんから言われなくても
お子さんは「やっちまった」ことに気が付いている。
結果が悪かったり
お母さんお父さんがショックを受けたときこそ
承認・信頼・尊重が伝わる声掛けをしていただきたいと思います。
「なんでこんなに悪かったの?」
「こんな点数だとどこの高校もいけないよ!」
「いつになったらやる気出すの?」
こんな風に
結果そのものを否定したり
お子さんを追い詰めるような声掛けになったり
お子さんのこれからの頑張りも信じていない、そんな声かけになっていませんか?
これだと、やる気はテストのたびに失われていきます。
お子さんのテストは、お子さんのもの。
結果や取り組む姿勢に、お母さんがショックを受けなくても大丈夫。
お子さんの問題と、自分の問題を重ねてしまうと
つらく、しんどくなっちゃいます。
自分のためにも、
お子さんのテストの結果、向き合う姿勢にくよくよしない。
この失敗も次につながる!と信じて
どんと構えていきましょう!
「すごいね!」にも要注意!
(よかったとき)すごいじゃん!さすがだね!
(悪かったとき)無言
テスト結果が良かったとき
「すごいね!」と褒めるお母さんお父さんもたくさんいらっしゃると思います。
でも、、、
この「すごいね」も要注意。
お子さんの気持ちを無視した『すごいね』は、
承認にならないんです。
よかったときは「すごいじゃん!さすがだね!」
悪かったときは「無言」
こういった関わりは
お母さんのモノサシでお子さんのテスト結果を
「良い」「悪い」評価していますよね。
お母さんが良い点数だと思ったから、「すごいじゃん!」
もしかしたら、
お子さんは「他のみんなはもっと良くて、悔しい気持ち」かもしれないですよね。
そんな気持ちのときに「すごいじゃん!」と言われて
うれしいでしょうか?
お母さんのモノサシで判断せずに、
まずはお子さんの気持ちを聞いてみてあげてくださいね。
良いときは褒めて、悪いときは何も言わない、だと
良いことしか報告してくれなくなる可能性もあります。
良いことを報告してくれるのはうれしいですが
困ったことや課題を報告してくれなくなるのは
お母さんとしても不安ですよね。
良い、悪い、をお母さんがジャッジしていると、
お子さんは「お母さんが喜ぶから」「お母さんがほめてくれないから」で
自分の行動価値基準を決めるようになってしまいます。
お母さんからみて「良く見える」ときも「悪く見える」ときも
否定せずそのままを受け止めてあげてくださいね。
ーー
ところで、、
すごく私的な話になるのですが、
私、「さすがですね!」っていう褒め言葉が苦手です。
特に、初対面の方やあまり親しくない方から「さすがですね!」って言われたとき。
あなたは私の何を知ってるのですか?となります💦
自分の過去の頑張りや取り組みを、ずっと見てくれていた方からだとうれしいんですけどね。
これって、お子さんも一緒ではないかな?と思うんです。
お母さんの嬉しい気持ちから出た褒め言葉や
お子さんを喜ばせようと思って口にした褒め言葉も、
場合によってはまっすぐ伝わらないこともあることを
知っておいてほしいです。
何が大切なのか?
そう、日頃の承認ですよね。
普段から自分の頑張りを見てくれている人からの「さすがだね」は、うれしいものです。
普段から、子どもの行動をよく観察している
できていることや変化したことを見つけてあげる
お子さんの頑張っている姿や、自分で考えて行動している姿、以前のお子さんとの変化や成長。
ほんのささいなことでも、見逃さずに承認していく。
『あなたの頑張り、ずっと見てたよ、頑張ってたもんね!さすがだね❣』
日頃の承認を土台にしてこんな風に褒めてもらえると
お子さんもきっとうれしいですよね。
普段の承認の土台があるから、
褒める言葉もまっすぐお子さんに刺さります。
コミュニケーションの課題はひとりでは解決できない
テスト後の声掛けでお子さんのやる気を下げてしまわないように
「どんな風に声をかけようかな?」を、今一度考えてみてください。
ほめる、でもなく、否定するでもない
『承認』の声掛けをしていきましょう。
今月のオヤココースのセミナーテーマは
まさにこの『テスト後のNG声掛け・OK声掛け』なんです。
土曜日、1回目のセミナーをしましたが
皆さんからたくさんシェアしていただき、NG集、OK集、ともにたくさんの声掛けストックができました😊
オヤココースでは、毎月実践セミナーを行っています。
講義ではなく、実践・双方向コミュニケーションができる形にこだわっているのは
コミュニケーションの課題はコミュニケーションでしか解決できないからです。
どれだけひとりでロープレをしても、
どれだけSNSなどで情報収集しても、
実践に勝る練習はありません。
コミュニケーションは『リアル』『生』でおこなうもの。
参加者同士でリアルな意見を出し合うことで
その日から使える声掛けリストを作っていくことができるんです。
ひとりで考えても出てこない意見が
他の参加者から得られます。
他者の意見を自分に取り入れていく。
自分にない視点を得る。
器が広がります。
人は、ひとりでは変われないんですよね。
昨日、神奈川県の宮崎台にあるユニバースクールという塾さんで
保護者の方向けセミナーをしてきました。
ディスカッション多めのセミナーでしたが、皆さん積極的に学びのシェアをしていただき、
すごくうれしかったです♡
こんな風に、私のセミナーでは
お母さんたちにシェアやディスカッションの時間を
多く取ってもらっています。
その方が、主体的な学びになるから。
アウトプットしなきゃと思って講義も聞けるから。
子どもたちと一緒ですよね。
教科書や授業で情報を入れるだけでは「できる」ようにならない。
「できる」ようになるためには
問題を解いたり
人に教えたり
アウトプットが必要不可欠です。
今日知ったことを、自分の中で消化して
ぜひ実生活の中でアウトプットしていってくださいね。
行動してくださいね。
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どこで、どんな決断をするかで、人生って変わると思っていて。
皆さん、「変わるぞ」って決断できていますか?
お子さんのために「変わる」を決めて、行動できていますか?
継続できていますか?
止まっちゃってる方。継続していきましょうね。
行動できてない方。決断していきましょうね。
子どもを変えるのではなく、まず自分たちが変わる。
自分たちが変われば、子どもは勝手にどんどん成長していく。
私と一緒に、変わっていきましょう!