記録とは財産である

こんにちは。
テラコヤイッキューのわたなべです。

今日のテーマは「記録」について。

テラコヤイッキューでは、子どもたちにもお母さんたちにも、スタッフにも
「記録」をとってもらうことが本当に多いです。

こんなに記録や振り返りにこだわる塾ってあるのかしら。

うちはもっとしてる!っていう塾さんがあったら教えてほしいです。。

この「記録」が、「財産」になっているなぁと感じるできごとがありました。

目次

テラコヤイッキューでこだわっている「記録」

テラコヤイッキューで生徒・お母さん・スタッフ(私含め)が何を記録しているかをざっと書き出してみます。

生徒は

  • 毎日の学習記録(教材と時間)【スタディプラス】
  • 毎日の学習振り返り【スタディプラス】
  • 週間の振り返り【面談ノート】
  • 毎日のタスク消化状況【Notion】
  • 毎月の振り返り【MyJournal・Notion】

お母さんたちは

  • 毎日のタスク
  • 毎週の振り返り
  • 毎月の振り返り(MyJournal)

これらをすべてNotionで

スタッフは

  • 生徒カルテ【スタディプラスforSchool】
  • 自身の行った面談・MTGなどの振り返り【スタディプラス】
  • 実施した面談を録画
  • 生徒の毎週の行動計画進捗【Notion】
  • 生徒・お母さんと同様にタスク・週の振り返り・月の振り返り

ざっと書き出してみるとこれくらいあります。
人によってはもっとしているかもしれません。

学習時間や消化率・達成率といった定量

振り返り=定性

両方での記録を徹底してもらっています。

定量の記録

定量の記録。

これはスタディプラスfor Schoolを使っている他塾さんでも同じように記録しているんじゃないかなと思います。

どれくらいの量(時間)、自分が勉強したか。それがひと目でわかるので、定量での記録はやってきたことの積み重ねがわかりやすいですよね。

ある生徒の積み重ね

テストの点数と比較して、どの学習がどう結果に繋がっているのかも分析しやすいです。

数学、たくさん勉強したことが点数に繋がってるね!

とか

英語は時間かけてるけど点数出てないね、やり方見直していこうか!

とか

次の行動をどうすれば良いかもこの記録から考えることができます。

(学習記録を付けていない子は、これをやらずにどうやって次の学習計画を立てるのだろう、、と思ってしまいますね。。。)

達成度の平均を出しています

また、面談ごとに行っている行動計画の達成率

その子が「やると決めたこと」をどれくらいやり切れるようになったか
入会してからの推移がよくわかります。

落ち込んでいる子も、長い目で見て上がってきてるね、ということがわかったり
「やっぱり最近頑張ってるからこの3ヶ月の達成度平均、その前の3ヶ月より倍の成果が出てるね!」とフィードバックができたり。

子どものやる気や行動力がどれくらい付いてきたかを数字で見ることができます。

そして日々のタスク管理も、定量での記録になっています。

これは私のタスクリストですが、
女子高生コースのオトナ女子入門では
毎週のタスクがどれくらい達成できたかを振り返ってもらっています。

やはりこれも数字で「90%」とはっきりわかる。

こうして数字で達成度がわかると、

「今週はがんばれたな」とか

「去年より全然良くなってきてる!」とか

自分で自分のやる気をあげることにもつながりやすいですよね。

定量の記録はこうして、私達の成長をわかりやすく教えてくれるものです。

もしかすると定量の記録をつける「その瞬間」には、何も価値はないのかもしれません。
面倒だと感じる生徒もいるでしょうし、
私たち大人でも面倒になったりします。

でも、「記録」を継続していくことができれば
自分の積み重ねてきたことが可視化され、やる気につながったり、より良い行動につながったりする。

これってすごい財産だよなぁ、と思うんです。

しかも、続ければ、続けるほど、推移がわかり、目に見える情報もたくさんになる。更にやる気につながる。

継続して記録を付けることって、「定量面」だけ見ても、すごく価値のあることなんですよね。

定性の記録

定量だけでも十分な気はしますが、うちでは特に定性の記録を重視しています。

定性の記録とは、いわゆる「振り返り」です。

生徒も、お母さんも、スタッフも、

毎日・毎週・毎月、振り返りをし続けています。

今日の勉強は何のためにやったのか、やってみてどうだったのか
次はどうしていきたいのか

全部言葉にして、残してもらっています。

このあたりは、前々回に書いた【言語化】の回もぜひ読んでみてください

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この言語化を、うちでは徹底してもらっています。

定性での記録は、定量の記録と同じで後の財産にもなるのはもちろん、付けているその瞬間も、私たちにとってプラスになっています。

なんとなく感じていたことを、言葉にする。
言葉にして、書き出す、打ち込む。アウトプットする。

言葉にしてアウトプットすることで、「なんとなく感じたこと」が「形のあるもの」として認識できるようになります。

記録(振り返り)をしている瞬間瞬間で、
私たちは自分の行ったことやどうしていきたいのかなど考えたことを、自分に対してフィードバックしています。
瞬間瞬間で、内面が成長しているんです。

「やったことを、やったままにしない」

とは

「やったことを、すべて自分の血肉にする」

ということ。

定性での記録(振り返り)を行うことで、それが現実にできるようになります。

定性での記録(振り返り)は定量の記録と違って、パッと見て比較をしたり、積み重ねを感じたりは難しいです。
意識して見返さないと、忘れてしまったりもします。

だから、価値を感じにくいなーって思う人、生徒もいるかもしれないです。

でもね、定性の記録をすると更に良いことがあるんです。

定性の記録をする他のメリットについてもお話ししていきます。

お母さんたちが残してくれた財産

ありがたいことに、本当にたくさんのお母さんたちからオヤココースの問い合わせをいただいています。

そして、お母さんたちにオヤココースでの取り組みをお伝えするとき、
現受講生の方の取り組みや、保護者コミュニティでの取り組み、実際の画面などを紹介させていただいています。

そのときに、ふと感じたんです。

あぁ、これまで一年、参加メンバーのお母さんたちが残してくれた記録が、私にとっても財産になっているなぁって。

お母さんたちがコツコツ一年、私からお願いさせてもらったこと(定性での記録・振り返り)に取り組んでくださったことで、
私もそれを振り返ることができるし、新しく仲間になるお母さんたちに案内することができるんですよね。

それに気がついて、本当に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そして、あるお母さんが書いてくださっていた振り返りを改めて読んで思ったことがあります。
それは「定性での記録をすることでいつでもその日に戻ってこれるようになるなぁ」ということ。

「何があっても大丈夫」そう思えた日にいつでも戻ってこれる

あるお母さんが書いてくださった週間の振り返り。

そこに、お子さんが結婚記念日にプレゼントを買ってきてくれたことが書いてありました。
プレゼントをひとりで買いに行って帰ってくるまでの紆余曲折、
お母さんの気持ち
心配が、感謝や感動に変わったこと

いろいろなことを書いてくださっていたのですが、最後に『「何があっても大丈夫」と思える日になった』

と、書いてくださっていました。

これって、こうやって記録するから、言語化してアウトプットするから、形になって残っているからこそ、
何かあったときに、またこの日に戻ってこれるような気がしませんか?

定性の記録って、人生のしおりになるなぁって思うんです。

定性の記録って、定量の記録と違って、見てすぐに積み重ねを感じたり、数値を比較したりはしにくいかもしれません。
でも自分で意識して「見返そう」としたときに、すごく効果を発揮するんです。

このお母さんも、この先、まだまだいろんなことがあると思います。

ネガティブな感情がこみ上げてくることも
本当にこれでいいのかと、自分を信じられなくなる日もあるかもしれません。

そんな中で、
「何があっても大丈夫だ」と心から思えたこと

そんな日に帰ってこれるというのは、お母さんにとっても、お子さんにとっても
すごく心強い財産になるなぁと思うんです。

定性の記録は人生のしおり。
何があってもその日に戻れば、その日の気持ちを思い出せる。

これって、とっても素敵じゃないですか?
自分もやりたいなって思った方も、たくさんいらっしゃるんじゃないかなと思います。

このブログを読んでくださっているお母さんお父さん、
ぜひ、毎日、毎週、あったことを記録していってみてください。

できれば、嫌だったことやお子さんのマイナス面じゃなくて
よかったこと
プラスに思えること

こういったことを記録してみてください。

記録しよう!と思っていると、
記録せずに過ごしていたらあっという間に忘れてしまいそうな
良かったこと
感謝したいこと

気付くことができます。

言葉にしてアウトプットすることで「確かにそこにあるもの」として認識ができ
それが自分自身を満たすことにつながっていきます。

そして

「何があっても大丈夫」

そう思えるような日に
いつでも、戻ってくることができるんです。

記録って、財産なんです。
子どもにとっても、お母さんたちにとっても、私たちにとっても。

そんな財産になるようなことを
やらずに通り過ぎるってもったいなくないですか😊

お子さんたちに「記録しないともったいないよ」って言う前に
私たち大人が記録の価値を体感することが必要ではないでしょうか。

ぜひぜひ、実行していただけたらと思います。

さてさて、冒頭でもお話したオヤココースですが、
たくさんのお問い合わせはもちろん、
たくさんのお申込みもいただいています。

オヤココースは、この「言語化」や「記録」を
三日坊主にせずに続けられるような仕組みになっています。

お子さんの人生をコントロールするのではなく
自走を応援できるようなお母さんお父さんが増える。

それはもちろんとってもうれしいですし、

お子さんの言動に感情を振り回されたり
自分自身を責めてしまったり
毎日振り返る間もなく忙しく過ごしていらっしゃるお母さんたちが

少しでも自分を振り返りながら
自分を満たしていきながら
自分にとっての財産を作っていっていただけるのが

すごく楽しみで、何よりうれしいことです。

4月からの本格スタートを楽しみにしています。
今、聞いてくださっている(ブログを読んでくださっている)メンバーさんたち、がんばりましょうね😆

きっと変われますからね。

一緒に変わっていくのが楽しみですね!

当初、これくらいの人数参加してくださったらいいなぁ、と思っていた人数を超えてお申し込みいただいているので
一旦募集を締め切ろうかと考え中です💦

オヤココース、気になっている方はぜひ早めに個別相談に申し込んでくださいね!

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この記事を書いた人

自分と向き合い、承認しコントロールする!学習EQを高める #自走式学習 でやらされ勉強から自主的な学びへ。 自走の力は生きる力。生徒の成長に合わせて手を放していく指導を。 【子どもから手を放し、自走へ導く】保護者の方向け講座は子どものコース以上の参加者で大好評★
好きなものはお寿司とビール

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